日本共産党が条例案を提出
現在、議会改革特別委員会では、一昨年の市長と議長の汚職による同時逮捕の事件を受けて、政治倫理条例制定について論議しています。池田議員が出席しています。
共産党市議団は、市が行う契約に関連して特定の業者からの金品の授受、取り計らいの禁止、議員自身、親族が経営する企業の市発注の事業の受注は遠慮する、資産公開、政治倫理調査会の設置、違反の場合の審査請求、市民の問責権など5項目の「政治倫理条例」案を提出しました。
これは、市長が諮問した第三者委員会が、3月18日に議会側へ提言した「政治倫理条例の5項目」の内容とも合致しています。(全文は上尾市議団ホームページに掲載)
ところが、新政クラブが提案の「議員倫理条例」案(規定も含む)は多数派が有利になる仕組みで非常に危険な面を持っています。(別解説を参照)。第三者委員会の5項目の提言にも外れた内容になっています。
委員会は公開です。市民の議会監視、また、政治倫理条例制定への市民の運動化も極めて重要になってきています。
●新政クラブ提出の「上尾市議会議員倫理条例案」の危険な問題点
新政クラブの提出した「上尾市議会議員倫理条例案」と、「調査会規定案」についてその問題点について紹介します。
市長が諮問した第三者委員会が議会にたいし「議員が遵守すべき5項目を明示した政治倫理条例」制定の提言(共産党案も骨子は同じ)を発表しましたが、新政クラブ案は3項目が欠落した条例案となっています。具体的には、資産公開制度の欠落、議員自身または、親族が実質的に経営する企業は市の受注は遠慮する、疑惑がある時の市民からの審査請求権などが欠落しています。市長、議長同時逮捕という事件を再発させない点での厳しさに欠けた内容です。
また、新政クラブの規定案では、議員倫理基準(新政クラブ案)に違反する疑惑のある時は、3人の議員連署で議長に請求。議長が認めた時は10人の議員による調査会を開き、多数決で決し、広報、HPで公表とのこと。10人の議員は議席数に按分。これは、多数派が少数派をどのようにでもできる、議員活動を制限する規定であり、議会民主主義にとっても非常に危険な内容です。
議会運営委員会は5月8、9日、議会改革について会津若松市と福島市を視察、平田みち子、池田たつお議員が参加しました。
会津若松市は、財政危機を経験し、「議会が市長の追認機関であってはいけない、地方自治の目的は住民福祉の向上であり、自治体に政策が提言できる議会にしていこう」と、12年前に「議会基本条例」を制定。「市民の負託に応えうる議会づくりをめざして」を基本理念とし、公平・公正・透明な議会運営や、市民に開かれた議会をめざしています。
全議員が参加する「議会報告会・意見交換会」を年2回、市内15か所で開催、広報公聴委員会で意見を整理、議会全体で受け止め、要望書を市長に提出・提言と、活発に議会が運営されていました。こうした改革を進めるのに、専門家を講師に年に何度も議員の研修をしていることも特徴でした。
福島市議会では、議員政治倫理条例を視察。政治倫理条例特別委員会をつくり、丁寧に意見集約を行い制定していました。上尾市でも、市長・議長逮捕事件の反省に立って、第三者委員会の提言をいかし、実効性のある議員政治倫理条例制定が必要と感じました。
住民の要望をよく聞く喜ばれる市政
都市整備消防常任委員会では、5月13、14、15日と秋田県大仙市の救急ワークステーション、仙北市角館の文化財を生かしたまちづくり、岩手県盛岡市の水道事業、花巻市のリノベーション町づくりについて、視察し交流してきました。池田議員が参加しました。
花巻市では、近年市街地から高校2校、警察、県立病院などが郊外への移転したことにより、中心地では賑わいが衰退するという問題が起っていました。問題解決へ、中心地の空き家対策、公共交通ネットワーク化、子育て向け優良住宅整備、ほかリノベーションスクールの開催で、市民の手による様々な事業展開が行われていること、誰もが自分らしくのびのび暮らしながら働くことが出来る街づくりへの取り組みなど、大変学ぶところの多い内容でした。
どの市でも共通していることは、住民の要望と意見をよく聞いて、住民と一緒に住民に喜ばれる施策を取り組んでいるということでした。



